カレンが触手や舌に体中を舐められる・・・直前。

グニュグニュと蠢く触手壁に手足を拘束されたカレンに、抵抗する術はなかった。
眼下には粘液層が広がり、生臭さが辺りに立ち込めている。
そしてそこからは巨大な無数のナメクジが顔を出していた。
ヌメヌメとした体の先端から、白い粘液を分泌しているモノもおり、ナメクジ達がこの醜悪な粘液層を作り出しているようだった。
触手壁から分泌された粘液がカレンの肉体から滴り、粘液層と混ざり合う。
体中を汚している粘液は、強力な催淫効果を持っているらしく、カレンの意思とは関係なく肉体が疼き始めていた。
考える間もなく、徐々に触手壁が降下を始める。
ナメクジの海はもはや張り出した乳房の数センチ先である。
クチャクチャと蠢くナメクジが、カレンの肉体を味わうために我先と体を伸ばして、殺到しようとしている。
その姿は余りにもおぞましかった。
カレンは知らない。このナメクジの作り出す粘液は自分が浴びている催淫粘液の更に数倍の濃度があることを。
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